むせる?飲み込みにくい?嚥下障害とは??

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    JUGEMテーマ:歯科

    急いで食事をした時などに、食べ物がのどに詰まったり、むせたりした経験がありませんか?

    たまにならいいのですが、食事のたびに食べ物を飲み込みにくいと感じるようになったら、嚥下障害の可能性があります。

     

    一般に高齢者の病気だと思われがちですが、50歳前後からは飲み込む力や、咳や痰によって吐き出す力が弱くなるため、中高年以上の人なら誰にでも起こりえます。

     

    うまく出せずに窒息状態になったり、気管に入ってしまい(誤嚥:ごえん)肺に入れば肺炎を引き起こす事もあります。

    また、充分な食事が取れずに栄養不足脱水症状を起こす恐れもあるのです。

     

    なので嚥下障害は、気がついたら早めに検査を受けたり、予防策をとるようにするのが大切です。

    <セルフチェック項目>

     

    □食べ物がのどにつかえる感じがする 

    □食事中によくむせる

    □自分の唾液でむせる

    □以前はむせなかったのに、少しずつ増えてきた

    □食事中や食後によく咳が出る

    □食べ物をお茶や味噌汁などで飲み込むことが多い

    □食後に声がかれたり、ガラガラ声になる

    □飲み込んだ後も、口の中に食べ物が残っている

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    <嚥下障害の原因。〜注目される脳卒中との関係>
     

    嚥下障害の最大の原因は加齢といわれてきました。

    しかしそれだけではなく、その陰にはいろんな疾病が隠れています。

    中でも特に注目されているのが、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)です。

    通常食事の時、のどに食べ物が送られるとその信号が脳(大脳基底部)に伝わり、反射的にのどの筋肉を動かす指令が出され、飲み込むと言う動作を起こします。

    この時、脳に何らかの異常があると、信号の伝達がうまくいかず、のどの筋肉が円滑に活動しなかったり、飲み込む動作が遅れたりしてむせてしまいます。

    脳卒中を起こすと大脳基底部にダメージを受けることが少なくありません。

    倒れたりするほどではなくても、中高年になると脳では軽い脳梗塞や出血がしばしば見られます。それらが嚥下障害というサインとなって現れることもあるので、大事になる前に脳卒中の検査を受けるのも大切な事です。
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    <嚥下障害の原因>

    ○加齢によるのどの感覚、動作の遅れ。またのど自体が細くなる事でのつまり

    ○虫歯や抜けた歯の放置による食べ難さ

    ○口やのどの疾患によるもの
     〜舌炎、口内炎、歯周病、扁桃炎、咽頭炎、口腔内のがん、食道炎など

    ○身体の機能的な原因
     〜脳卒中、脳腫瘍、頭部のけが、パーキンソン病、筋委縮症など

    ○精神的な心の原因
     〜自律神経失調症、神経性食欲不振、神経症、心身症、ストレス性の胃潰瘍や胃炎など


     

    <自分で出来る予防トレーニング>

    1)呼吸のトレーニング

    複式呼吸によって深い呼吸を心がけます。呼吸機能を高める事で、気管に食べ物が入った場合でも排出しやすくなります。

    腹式呼吸は、まずゆっくり息を吐き出し、最後はお腹をへこませるまで息を出し切ります。そしてゆっくりお腹まで息を入れる感じで吸っていきます。これを繰り返します。
    食べ物がのどに詰まったり、むせたりするのは、食べ始めの時にもっとも起こりやすいので、食事の前に腹式呼吸をしてから落ち着いて食べるようにしましょう。

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    2)発音のトレーニング

    パ行(パ、ピ、プ、ぺ、ポ)、ラ行、タ行、カ行、マ行を繰り返し発音します。これらの音を発する時には、食べ物を飲み込む時と同じ器官(口、舌、のどなど)を使うので、器官を鍛えることができます。

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    3)首や口、舌のトレーニング

    首や口・舌の周辺の緊張をとり、リラックスさせることで、飲み込む時の筋肉運動をスムーズにすることができます。

    リラックスするために、最初に口•のどの奥•首筋を広げてから力を抜くのもいいでしょう。

    大きなあくびをする要領です。

    首のトレーニングは、肩の力を抜いて、首をゆっくり前後・左右に動かし、首筋をしっかり伸ばすようにします。口のトレーニングは、ほおをふくらませたり、へこませたりを繰り返します。舌の場合は、思い切り前に出したり、引っ込めたりします。

    これらのトレーニングは、食べ物を口に入れずにできるので、自分で安全に行うことができます。

    回数などは自分の体力などに応じて、無理のない程度にし、毎日続けるようにしましょう。

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    (図提供:エーザイ)

     

    嚥下障害の症状が進んでいる場合には、病院などに問い合わせ、専門的な治療やリハビリテーションを行っている施設でトレーニングを受けてください。

    *また、もっと簡単なものに「あいうべ体操」と言うのがありますが、説明が必要となりますので違う所に書きます。


     

    <日常生活で気をつけたいこと>

     

    ●食事で気を付けたいこと

    •いすに深く腰掛け、正しい姿勢で食べる

    •テレビを観ながらなどの、「ながら食事」はやめる

    •急がず、ゆっくり食べる

    •肉などは小さく切ってから食べる

    •少量ずつ口に入れ、よく噛む

    •口の中のものを飲み込んでから、次のものを口に入れる

    •パサつくものには片栗粉やゼリーでとろみを付ける

    •噛み切りにくいものはあらかじめ小さく切る

    •汁気の多いものは少量ずつ盛る…など食べやすくする工夫が大切です。

     

    ●口内の衛生に気を付ける

    嚥下障害が起こると、きちんと飲み込めないため、口の中に食べカスなどが残りがちです。放置して口内細菌が繁殖すると、歯周病を併発したり、誤嚥によって細菌が肺に入ると、重症の肺炎を起こしやすくなります。
    食後は毎回きちんと歯磨きをし、いつも口の中をきれいにしておくことが大切です。

    *最後は歯科医院らしく(?)まとめてみました。

     


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